沖縄のナントゥー

なんだこれは…と道の駅で目にとまったコレは、沖縄の餅菓子「ナントゥー」。

沖縄にもお正月にお餅を食べる文化があるのですが、普通のビヨーンッと伸びるお餅とは違い、コンニャクのような見た目で、手に持つとペタペタとくっつき、

伸びないけど弾力ともっちり感の強いお餅。年始に食べる「年頭」の方言「ナントゥ」から名付けられたものだそうです。

ちなみに、年始や旧正月に食べるのは味噌味のナントゥーだそうですが、それ以外の時期には紅芋味(写真の紫色のナントゥー)や、茶色のピーナツ味なんかも出ているみたい。

見た目の色ほど味はハッキリしておらず、素朴な感じ。ちなみに、沖縄はお餅が好きなようで、こういった変わり種のお餅をちょこちょこ見かけます。

年頭の「ナントゥー」に対し、年末になるとよく見かけるのが、月桃(げっとう)の葉でお餅を包んだ「ムーチー」。

ムーチーは厄払いと健康祈願で仏前に備えたり、旧暦の12月8日「ムーチー(鬼餅)の日」に縁起物として食べられています。